JACOBITES

JACOBITES
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JACOBITES
JACKET
REVIEW
 Nikki Sudden(ex .Swell Maps)とDave Kusworth(ex .Dogs D'amour)が結成したJacobitesが'84年に発表した記念すべき1stアルバムに「Shame For The Angels」EP('84)の4曲を追加収録した再発盤('02年発表。リマスター効果により格段の音質向上!!)。Nikkiの実弟Epic Soundtracks(ex .Swell Maps),Tyla(Dogs D'amour)もレコーディングに参加。
 過剰なまでの悲壮感を垂れ流しながら疾走するバンドサウンドが印象的な冒頭曲「Big Store(orig.)」を除いては、一貫して孤独の陰漂う、壊れそうな位に繊細なアコースティックなサウンドに終始する今作で、既に彼らの個性であるロマンスと退廃が同居する、雰囲気一発の愛すべきヘタレサウンドは完成している。ブルース色は稀薄ながら、Stones
(特にK
eith),Johnny Thundersら先人達への素直なリスペクトと憧憬に溢れている辺りも愛らしい限り。 Suicide TwinsやDogs D'amourのあの翳りを帯びたアコースティックサウンドが好きな方に是非お奨めしたい1枚。 
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ROBESPIERRE'S VELVET BASEMENT
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 '85年に発表された2ndアルバム(2枚組全24曲!!)。Tylaも1stに引き続きレコーディングに参加。5曲でスライドを披露。
 
E.Soundtracksのドカドカしたドラムをフィーチャーした速いテンポの曲やほのぼのと明るい曲調の曲が新たにバリエーションに加わるなど、サウンドの幅を広げた意欲作ながら、プロダクション的に消化不良な曲も少なからず存在し、アルバム全体を通しての統一感は稀薄な感じ。またNikkiとDaveの微妙かつ絶妙な絡みもやや減退気味なのも残念なところ。
 ただし、アコースティックなStones,Heartbreakersといった風情の不良性を強く感じさせる「When The Rain Comes」や,軽快なステップで駆け抜ける「Pin Your Heart To Me」等は、1stには存在しなかったキャッチーさを伴うもので、シングルカットされたのも頷ける程完成度高し。
JACOBITES
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FORTUNE OF FAME (BIG HITS AND STEREO LANDINGS)
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 オリジナルアルバム2枚を残して'86年に一度解散したJacobitesが'83〜'85年に残した音源19曲を集めた編集盤('88年発表)。
 1stアルバム収録曲が1曲も採り上げられていないのが不満と言えば不満だが、全シングル曲の他にデモ、未発表音源も数曲収録されており、第1期Jacobitesの軌跡を振り返るにはまずまずの選曲。シングルバージョンではDaveがボーカルをとった「Pin Your Hearts To Me」のNikkiIボーカルバージョンも収録されており、なかなか興味深いところ。
JACOBITES
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HAWKS GET RELIGION
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 「Shame For The Angels」EPの4曲の他に'82〜'86年のデモ、未発表音源を多数収録した全21曲入編集盤('95年発表)。
 ややマニア向けとも言える内容ではあるが、Nikki節全開の儚く切ない「I Believe In You」などは個人的にかなりの好み。編集盤『Fortune Of Fame』に収録されていた悲壮感漂うアコースティックバージョンが印象的だった「Too Many Girls」の洗練されたアレンジでのバンドサウンドも聴き応えあり。
NIKKI SUDDEN & THE JACOBITES
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DEAD MEN TELL NO TALES / TEXAS
JACKET
 
 NikkiがCreationレーベルから発表した2枚のソロアルバム、『Texas』('86年発表)と『Dead Men Tell No Tales』('87年発表)のカップリング盤(全19曲入)。
 Jacobitesのサウンドには良くも悪しきもDaveの個性である「甘さ」が反映されていたが、Daveとの決別後に発表されたこの2作においては、Nikki特有の儚く、切なく、暗く、どうしようもなくダメな内省的ロマンチズムが極限まで強調され、張り詰めた緊張感が支配するモノクロームな色彩のアコースティックサウンドを展開。楽曲的にもより普遍的なメロディを持つに至り、シングル曲「Jangle Into Town」の他にも、「Wedding Dress」,「When I Left You」, 「How Many Lies」,「Death Is Hanging Over Me」等名曲を挙げれば枚挙に暇がないほどで、個人的にはJacobites関連の作品中でもベストと断言したい。
 『Texas』の3曲に参加した
Rowland S Howard(ex. Birthday Party,Crime & City Solution,These Immortal Souls)は、引き続きDead Men Tell No Tales』でもNikkiを全面的にサポート。スライドから時折入っては背景を埋め尽くすフィードバックノイズまで聴き手のイメージを刺激してやまない。
JEREMY GLUCK (with NIKKI SUDDEN & ROWLAND S. HOWARD)
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I KNEW BUFFALO BILL
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 『Kiss You Kidnapped Charabanc』の制作と並行しながら、NikkiとR.S.Howardが全面的にバックアップしたJeremy Gluck(ex .Barracudas)のアルバム。('87年発表。CD化に際しボーナス音源を追加収録した全18曲入。)E.SoundtracksとJeffrey Lee Pierce(ex. Gun Club)もレコーディングに参加。
 大半の曲がNikki(またはNikki&R.S.Howard)の手によるもので、かつ2人が全曲バッキングに加わるだけあって、殺伐かつダークな雰囲気が支配する中、時折「永遠」を感じさせる一筋の光明が差し込んでは消えるその特徴的な世界観は、Jeremy名義の作品でありながらも、『Dead Men Tell No Tales』と『Kiss You Kidnapped Charabanc』の間に位置するサウンドと表現した方が妥当か。Jeremyの小刻みに震える声で歌われる不穏かつ悲痛なメロディーとの相性も良好である。
NIKKI SUDDEN & ROWLAND S HOWARD
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KISS YOU KIDNAPPED CHARABANC
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 NikkiがR.S.Howardと連名にて発表した妖しい魅力に溢れた名作アルバム。('87年発表。CD化に際し12"盤の音源を追加収録。)
 R.S.Howardも積極的に曲作りに参加した今作では、『I Knew Buffalo Bill』に僅かながら存在していたキャッチーな要素すらも完全に払拭され、全編を通して薄暗い地下室でのセッションを想起させるような、殺伐かつ不穏な空気に支配されたダークな色彩の曲がひたすら並ぶのみである。いずれの曲にも圧倒的な閉塞感、緊張感が漂っており、一般的には耳あたりの悪いサウンドということになるのだろうが、R.S.Howardのサイケデリックなノイズギターは、ドラッギーな癒しの感覚を増幅させてくれたりするものだから、個人的どツボにハマってしまうわけである。 
NIKKI SUDDEN & THE FRENCH REVOLUTION
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GROOVE.
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 '89年にバンド名義で発表されたアルバム。
 時折バンドスタイルで作品を発表する彼の作品の中でも今作は最もハードな演奏を聴かせてくれており、全編を通して歪んだ轟音ギターを炸裂させながら、Nikkiは執拗なまでにぶっ壊れたブルースを音程無視で歌い続ける。ややガレージーかつサイケデリックな要素も見受けられるが、当時所属していたレーベル(Creation)のカラーか!?
NIKKI SUDDEN
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BACK TO THE COAST
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 '86〜'89年の間にCreationレーベルに残した4枚のアルバムとシングル曲からセレクトした全10曲入編集盤。('90年発表。仏盤であるにも関わらず、ブックレット中に何故か、日本人女性の手によるバンドメンバーのイラストと日本語による辛口ツッコミ・コメントが挿入されていて、これがかなり笑える。)
 Nikkiが最も創作意欲に駆られていたと思われる時期にもたらされた、音楽性の変遷を振り返るにはバランス良い選曲となっており、これからNikkiの音源を聴いてみようとする人にとって今作は絶好の1枚と言えるかも知れない。
 ちなみに、優しくも儚い旋律が心の琴線に触れまくる「The Last Bandit」(オリジナルアルバム未収録)は、個人的には数あるNikki作品の中でも屈指の名曲!!(『Texas』に収録されている「Basement Blues」の発展形か?) 
NIKKI SUDDEN
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THE JEWEL THIEF
JACKET
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 REMのPeter Buckの全面的なサポートを受けて'91年に発表されたアルバム。(REM人気にあやかってか、今作では珍しく国内盤が発売された。)
 従来路線に加え、カントリー、フォーク、アメリカンロック色の強い曲にも取り組んだ今作は、Nikkiの作品の中でも最も明るくリラックスした印象のアルバムとなっている。
THE BOUNTY HUNTERS
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THREADS A TEAR STAINED SCAR
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 '90年にBounty Huntersなるバンド名義でDaveが発表したアルバム。
 ジャケットに写るメンバー達の風貌からしてStones,Dogs風のスリージーなR&Rを期待したが、バンドサウンドならではのダイナミックさがやや不足気味か。Jacobites時代と比較してかなりバンドスタイルを意識した楽曲が多いだけに、正直もっと図太い演奏で盛り上げて欲しかったところだが、この手のサウンドに対するマッチングという意味で、Daveの声はちょっと甘過ぎるのかも知れない。
DAVE KUSWORTH & THE BOUNTY HUNTERS
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WIVES,WEDDINGS & ROSES
JACKET
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 '91年に発表されたアルバム。(クレジットにある録音時期から察するに、恐らく『Threads A Tear Stained Scar』より前に録音されたものと思われる。)
 バンドのメンバーはドラマーを除き『Threads A〜』と替わらないが、中途半端にバンドサウンドを追求せず、Daveのアコースティックギター主体の楽曲を手堅くサポートするという手法を取ることにより、Dave本来の個性を引き立たせることに成功している。楽曲的にもしっとりとした美しい曲が多く、Daveの甘い猫撫で声に見事にはまっている。
DAVE KUSWORTH
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ALL THE HEARTBREAK STORIES
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 Daveが'91年に発表したソロアルバム。
 アコースティックギター主体の非常にシンプルな演奏を前に、Daveの切なく、儚いハートブレイク・ストーリーがただ淡々と語られていく、そんな聴けば聴くほど心温まる作品。個人的にはやや方向性の見えなかったBounty Huntersに今一つノリ切れなかったのだが、今作のDaveは原点に戻り非常に繊細な一面をさらけ出しており、Jacobitesを除くDaveの作品の中では最良の出来だと思う。
JACOBITES
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HAWLING GOOD TIMES
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 再結成Jacobitesが'93年に発表したアルバム。
 アーシーでスケールの大きな「Don't You Ever Leave Me」(HANOIの曲とは無関係。)で幕を開ける今作では全編ダイナミックなバンドサウンドを志向しており、時にStonesをイメージさせる南部志向の繊細で緻密なバッキングがひたすら心地よい。楽曲のクオリティーも非常に高く、優しく、開放的な雰囲気の曲が数多く並ぶ。全般的にはDave色がより強く出ているように思う。
JACOBITES
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GOD SAVE US POOR SINNERS
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 長らく活動を共にしてきた故Epic Soundtracksに捧げられた'98年発表のアルバム。
 またまたバンドサウンドを聴かせてくれるが、『Howling Good Times』とはかなり色彩が異なり、彼らにしては珍しくシングル向けのキャッチーな曲が多い。スリージーなR&Rチューンの「I Miss You」,「Heartbreaks」や泣かせる「Elizabethan Balladeer」等は世が世ならシングルヒットを飛ばしてもおかしくない程上質な仕上がり。
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