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HOLLYWOOD BRATS
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HOLLYWOOD BRATS
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The
BoysのCasino
Steelが在籍していたHollywood
Bratsの'73年発表のアルバム。
ジャッケットに移るメンバーの不敵な面構えからもわかるように「英国のNew
York Dollsに対する回答」とでも言いたくなるそのサウンドは、Dolls同様にStonesや'60sガールズポップからの多大な影響を感じさせる。時に個々の主張が強過ぎて危なっかしいバランスを醸し出すラフなプロダクションもいかにもDolls風。
The Crystalsのカバー曲「Then He Kissed Me」も良いが、オリジナル曲にも佳曲が多く、特にDolls風Trashサウンドの「Chez
Maximes」や「Sick On You」(後にBoysで再演される。)はかなりの名曲で、ギタリストのBradyが「俺達はSid
Vicious以前にPunkだった」といきがるのも納得できる。
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THE
CRYBABYS
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WHAT
KIND OF ROCK'N'ROLL?
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Honest
John Plain(ex. The Boys)とDarrell
Bath(ex. UK Subs,Dogs D'amour)のバンド、The
Crybabysの幻の2ndアルバムに'91年に発表された1stアルバム『Where
Have All The Good Girls Gone』(4曲のボーナストラック入)をカップリングした強力な2枚組('03年発表)。
芸歴豊富なギター職人2人がStones,Faces,Dolls等に影響を受けたオーソドックスなR&Rを掻き鳴らす訳だから悪かろうはずがない。ゴキゲンそのものの曲の合間に見え隠れする英国伝統の翳りあるメロディーなどは、同時期に活動したDogs
D'amour,Quireboysにも類似したフィーリングを持つが、より骨太でパンキッシュな一面を併せ持つところが彼らならではの個性か。ソングライティング、演奏面等、余りにもこなれ過ぎて、破綻を感じさせない点が唯一難点と言えば難点だが、「Where
Have All The Good Girls Gone」,「You Don't Have To Wear Boots To Be A Cowboy」等は本当に良い曲だし、多くの曲でメインボーカルをとるDarrellのTylaにも似た「酔いどれ天使」声は個人的には超好み!ちなみに幻の2ndに収録される「Sad
Souvenir」はJohnny Thundersへのトリビュートソング!!
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THE ONLY ONES
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THE IMMORTAL STORY
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JACKET |
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REVIEW |
Johnny
Thundersの'78年発表の大傑作アルバム『So
Alone』での好サポートが光るPeter
Perrett率いるOnly Onesの'92年発表の編集盤。('77〜'80年の音源を中心にPeter自身がセレクトした全21曲を収録。)
彼らの音楽性を一言で語るのは難しい。確かに名曲「Another
Girl,Another Planet」のように疾走感あふれる楽曲もあるものの、基本的には攻撃性は希薄で、むしろV.Underground,Television等のニューヨーク・アート派、あるいはPink
Floyd等のプログレの影響も感じる独特のねじれ感覚を持つ耽美的な音楽性は同時代の英国の音楽シーンを席巻したバンド群とは明らかに温度差がある。
しかし、彼らの残した音源が決して退屈だと言っているわけではない。練り込まれた楽曲とPeterの妖艶なボーカルは不思議な魅力に満ち溢れており、聴き手を静かに包み込んでは放しはしない。
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SLAUGHTER AND THE DOGS
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DO IT DOG STYLE
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JACKET |
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REVIEW |
'00年にようやく再発されたSlaughter
&
The Dogsの1stアルバム(オリジナルは'78年リリース。再発に際しシングルB面2曲を追加した全14曲)。
バンド名をメンバーのアイドルであるMick
RonsonとDavid Bowieのアルバム名から取ったというエピソード(何とMickはDollsカバー「Who
Are The Mystery Girls」を含む今作中の2曲にゲスト参加 !!)やカバー曲にV.UndergroundとDollsを選ぶセンスからしても彼らがグラムロックをルーツにしたPunkを志向していたことは明白である。
しかしその繊細さのカケラもないクソやかましいサウンドや、時折飛び出す消化不良気味の横乗りサウンドはややもすると単調に聴こえがちで、憎めない存在ながらB級扱いされがちなのも頷ける。
ちなみに今作収録のドR&Rチューン「Johnny T」はもちろんJ.Thundersのことを指している。
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CHARLIE
HARPER
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NEW
BARBARIANS-THE BEST OF CHARLIE HARPER & THE
URBAN DOGS
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還暦を迎えた現在も尚、精力的な活動を続けるCharlie
Harper(UK Subs)が'80'〜85年に残したソロキャリア音源を集めた全18曲入編集盤。
ソロ名義音源からは6曲を収録。人なつっこいメロディと随所に鏤められたR&Rフレバーが印象的なシングル曲"Barmy
London Army"はファンなOiサウンドに仕上がっており素直に楽しめるが、他にもChuck
Berry,Bo Diddley(というかDollsバージョンでの「Pills」!!)のカバーを取り上げる等、Charlieの音楽的ルーツが伺えて非常に興味深い。
そしてKnox(Vibrators),Alvin
Gibbs(UK
Subs),Matthew
Best(Psychic TV)とのハイエナジーR&Rユニット、Urban
Dogs音源から12曲。屈強なバック陣に刺激を受けてかCharlieの腹の底から絞り出される力感溢れるボーカルも絶好調。シングル曲「New
Barbarians」,「Wanna World」やVibratorsカバー「Sex
Kick」に至ってはドライブ感溢れる破壊力満点のR&Rに成り得ており問答無用の格好良さ!!Stoogesカバー「I
Wanna Be Your Dog」もハマり過ぎ。職人Knoxのセンスの良さにも改めて感服!!
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COCKNEY
REJECTS
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THE
POWER & THE GLORY
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JACKET |
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REVIEW |
Geggs兄弟率いるOiムーブメントの立役者、Cockney
Rejectsが'81年に発表した4thアルバム。
大胆不敵なヤンチャパワーが全開する1st,2ndから一変、格段に進歩したプロダクションの下、よりメロディを重視した多彩なサウンドに挑戦。曲によっては消化不良と言わざるを得ないが、タイトル曲「The
Power & The Glory」はMicky
Geggsのハードにドライブするギターとキャッチーなシンガロングコーラスをフィーチャーした、後期Pistols〜Professionalsにも通じる青春R&Rパンクサウンドを展開する奇跡的名曲!!他にも、まんま「Kick Down The
Doors」なコード進行の「On The
Run」や「Dancing With
Myself」&「Here We Go
Again」なギターフレーズと途中のProfessionals的展開が何とも微笑ましいボーナストラック「Beginning
Of The End」等聴きどころ多し。Micky
Geggs最高!!
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BOLLOCK
BROTHERS
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'77
'78 '79
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JACKET |
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REVIEW |
Pistolsのブート盤等で悪名を馳せるザ・グレートR&Rスウィンドラー、Jock
McDonaldがBollock
Brothers名義で'85年にリリースした謎多きアルバムのリマスター&新装再発盤。
クレジットによると'77〜'79年の間にPistols,Killing JokeのメンバーやBilly
Idol等をゲストに迎えて録音した音源を集めたアルバムということになるのだろうが、その詳細は一切不明。唯一The Whoカバー「Can't
Explain」でBilly
Idolがボーカルをとっているのが判別できるが、それ以外は非常に微妙なところ。個人的にはザクザクと切り刻む硬質なギターリフが印象的なAlex
Harveyカバー「Midnight Moses」と「Friggin' In The Riggin'」的強引なパンクロック化手法が痛快極まりないオリジナル曲「Count
Drucula」にCook&Jonesが揃い踏みしていると思いたいところ。
肝心の内容だが、全8曲中オリジナルは僅か1曲で他はカバーとなるが、元曲の良さとこなれたバッキングとが相まって全編侮れぬ消化具合を見せる。Pistolsカバー「Did
You No Wrong」,「Satellite」等で聴かれるSidばりのふてぶてしさ100%ボーカルもお見事(Jock??)。
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LONDON COWBOYS
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LONG TIME COMING ・・・
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JACKET |
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REVIEW |
Jerry
Nolan,Killer
Kane(ex. Dolls)とともにIdolsの中心人物であったSteve
Dior,Barry
Jonesが結成したLondon
Cowboysのコンピ盤。
前半5曲は'82年発表の1stアルバムからの選曲でTony
James(ex. Generation X),Terry Chimes(ex.
Clash)らが参加。また後半5曲が'84年発表のミニアルバムからの選曲でGlen
Matlock(ex. Sex Pistols),Mike Monroe(ex.
Hanoi Rocks)らが参加するなどよくもまあこれだけ豪華な面子が一堂に会したものだと感心させられるが、その音楽性にはDior-Jonesならではの一本筋の通った統一性が確かに存在する。
時代性からなのか、表面的なハードさは巧妙に隠されているが、そのキーボードを多用した今となっては懐かしさすら感じさせるニューロマ風サウンドから垣間見られるDiorのダミ声ボーカルや時折聴こえるリバーブの効いたギターの音色には明らかにDolls直系の毒々しさが渦巻いている。
フランスでのリリースが中心であったため、日本のみならず、英米での知名度も非常に低いものになってしまっているようだが、本物のR&Rを志向する者にとっては決して恵まれた環境ではなかった時代の中で残してくれた音源の数々にこそ正当な評価が与えられて然るべきだと思う。
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LONDON COWBOYS
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WOW ! WOW ! OUI !! OUI !!
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JACKET |
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REVIEW |
スタジオ盤2作からの選曲8曲に'85年6月のアムステルダムでのライブ音源を加えたベスト的編集盤。('92年発表。今作は故J.Nolanに捧げられている。ブックレットには彼らの歴史を振り返ったフォトが多数収められているが、Jerryはもちろん、若造Diorと貫禄J.Thundersの競演の瞬間をとらえた貴重な2ショット写真が特に興味深い。)
特筆すべきはJerry在籍時のライブ音源であるが、スタジオ盤で感じられたオーバープロデュース気味のモヤモヤ感は完全に払拭され、飾り気のないど迫力のパフォーマンスが繰り広げられている。Dior-Jonesは本当に良い曲を書いていたのだと再認識すると同時に、この路線でのスタジオ盤を是非聴きたかったと無い物ねだりをしてしまいたくなるまさに名演である。(ちなみにDollsも採り上げた「Showdown」,Stoogesの「Search &
Destroy」のカバー有り!!)
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FILTHY LUCRE
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POPSMEAR
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JACKET |
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Steve
DiorがPhil
Lewis(ex. Girl,Torme,L.A.Guns)らと結成したFilthy
Lucreの'97年発表のアルバム。(意外な組み合わせとも思えるが、2人がL.Cowboys,Girlで活動していたロンドン時代から親しかったとのこと。)
基本的にはフロントマンの2人が半々の割合で曲を書き、ボーカルを取り合うというスタイルであるが、個人的な好みから言えば、Diorの曲「Hollywood」,「Milk
My Honey」,「Sucksex」,そしてDior-Thundersの共作曲「Can't Kick」(J.Thundersトリビュート盤でのバージョンとはMix違いで、残念ながらかなりの迫力不足。)が断然の格好良さである。
L.Cowboys時代には若さ故かひ弱な印象さえ感じさせたDiorではあったが、時の流れは彼を貫禄の兄貴分へと確実に成長させてくれた。ガナリたてるパワフル&脳天気なボーカルはD.Johansenを彷彿とさせ、また全編メインをはるギタープレイは実に堂々としたもので、時折ハードロック風なアプローチを見せたかと思えば、J.Thundersばりのズ太いソロをばっちりキメてくれている。是非Diorにはこの調子を持続させつつ、真の意味でフロントマンと成りうるバンドを新たに結成して、生粋のDollsフリークぶりを改めて世に問うて欲しいものだ。
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THE BLOOD
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FALSE GESTURES FOR A DEVIOUS PUBLIC
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中期Damned的スリリングかつドラマチックな展開を見せる名曲「Megalomania」でその名を知られるBloodの'83年発表の1stアルバムに10曲のボーナストラックを追加したお買い得盤('94年リリース)。
とにかくドスのきいた男気溢れるCardinal
Jesus-Hateのボーカルとバック陣のストロングかつ哀愁系コーラス、更にはCaptain
Sensibleを彷彿とさせるJ.J.Bedsoreのメタリックなトーンで豪快弾きまくりギターが一体となってドライブしまくる中期DamnedミーツOiな楽曲の数々はひたすら熱く、男泣き必至である。一般的にはOiファンからの支持が高いとされる彼らであるが、R&Rパンク・ファンにも是非聴いて欲しい名盤である。
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TWENTY
FLIGHT ROCKERS
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TWENTY
FLIGHT ROCKERS
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Gary
TwinnとMark
Laff(ex. Generation X)がJohnny
Thundersのギグ会場で出会ったことを契機にロンドンで結成されたTwenty
Flight Rockersの'88年に録音されながらも永らくお蔵入りになっていた幻の1stアルバム(全10曲入)。
GarryのBilly
Idolを彷彿とさせる声質の伊達男度100%なボーカル(好み!!)とDanny
B Harvey(ex. The Rockats,Secret Hearts)のハードエッジなR&Rギターとが激しく絡む、パンク、ロカビリー、ハードロック等を絶妙にミックスしたダイナミックなR&Rこそが彼らの真骨頂。アメリカ市場を意識してか、明快なメロディを持つイケイケな楽曲ばかりが並ぶが、個人的には楽曲面での幅のなさが災いして、全編通して聴くとやや物足りなさを感じてしまうのも確か。しかしながら冒頭曲「Black
Leather Jacket」等はDannyが激しくシャウトするワイルドなR&Rに仕上がっており、素直に格好良し。
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THE AMERICAN RUSE
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RETURN OF THE X ・・・
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JACKET |
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Only
Ones,Idols,Blondie,Heartbreakers,J.Thundersをカバーするセンスからも伺い知れるように、極めてニューヨーク寄りなサウンドを志向する愛すべきB級バンド、American
Ruseが'93年に発表した4thアルバムにしてラストアルバム。
サウンド全般にもう少し骨太さこそ欲しいところだが、そのパワーポップ風楽曲群はかなりキャッチーで聴き易い。しかし、最大の聴き所はJ.Thundersリスペクト度が非常に高いギターであり、相当格好良し。脱力系ヘロヘロボーカルもやや軽過ぎの感もあるが、いかにもな感じで微笑ましい限り。
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PRIMAL SCREAM
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TITLE |
PRIMAL SCREAM
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JACKET |
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元Jesus &
Mary ChainのBobby
Gillespie率いるPrimal
Screamが'89年に発表した2ndアルバム。
1作ごとにその音楽性を豹変させる彼らだが、今作ではMC5,Stooges,Dollsらの影響が色濃く出たハイエナジーなギターサウンドを志向しており、これがまたBobbyのヘロヘロボーカルと絶妙なマッチングを見せているものだから格好悪いはずがない。(Bobbyの愛すべきダメ人間ぶりが極限まで強調されたメランコリック&サイケデリックな曲も今作中には含まれるが、これまた天にも昇る心地良さ。)とにかくBobbyは相当な音楽オタクであると同時に希有な才能を持つソングライターであると実感させられる。
ということで、今となっては、蛇行を繰り返しながら遙か彼方へと走り過ぎていった彼らを積極的にフォローしようとは思わないが、今作の個人的な評価はかなり高い。
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PRIMAL SCREAM
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COME TOGETHER
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ロックとサイケデリック色彩を持つハウス・ミュージックとを融合させることに成功した傑作と世間では評価が高い3rdアルバム『Screamadelica』の先行シングル2曲を含むミニアルバム。('90年発表)
南部志向的ロックとドラッギーなハウスが心地よい融合を果たしたタイトル曲を筆頭にBobby流アシッド・ハウスは見事に結実しており、それはそれで充分聴き応えある。
しかしながら、今作中のハイライトは間違いなくMC5カバー「Ramblin
Rose」である。ツインギターが激しく絡むまさにハイエナジーな出来映えであり、文句なしに格好良い。
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